DORIRUブログへようこそ!
DORIRUブログは、DORIRU株式会社が運営する営業系ブログです。海外で注目を集めている営業/マーケティングトレンドから、新人向けの営業テクニックまで、営業に関わる幅広いテーマについて語っています。
今回のテーマは、近年注目を集めているAIサービスについてです。
ChatGPTを筆頭に、革新的なAIサービスが相次いで登場している中、私たちが厳選した便利AIサービスを紹介します。
AIサービスとは?
AIサービスと聞くと、皆さんはどんなサービスを想像するでしょうか?
もしかしたら、ドラえもんのようなロボットが身の回りのことを手伝ってくれるようなサービスを想像しているかもしれませんね。
ドラえもんのような万能AI・ロボットはまだ実現されていませんが、私たちの身の回りでは、iPhoneやAndroidに搭載されているSiriやAlexaといったAIが実装されています。
そして、今後私たちの生活の中でAIの恩恵を受けることは今まで以上に増えていくことでしょう。
これは私たちにとって良い面がある一方、不都合な面があることも事実です。
私たちの生活がより豊かになるであろうということは良い面ですが、私たちの仕事がAIに取って代わられるかもしれないということは間違いなく負の面です。
野村総合研究所とオックスフォード大学の共同研究によれば、日本人の仕事の49%はAIによって代替されてしまう可能性が高いという試算が出ています。
しかし、狼狽える必要はありません。
AIは完璧ではありませんし、彼らが世の中の全ての仕事を担えるわけではないのです。
つまり、今後はAIと人間が協働するという時代に入っていくとみられ、AIが得意な仕事はAIに任せつつ、人間にしかできない仕事を人間がするという分業が進むとみられています。
そんな時代はまだ先だと思っていると、足元をすくわれるかもしれません。人間とAIが協働する時代の足音は、着実に近づいてきています。
今回は、近年急速な進化を遂げてきたAIを利用できるサービスをいくつかご紹介していきます。それらのAIサービスをうまく使いこなして、いち早く分業を取り入れて行きましょう!
便利なAIサービス7選
1. ChatGPT
価格 : 無料 (有料プランも提供あり)
OpenAIが開発した文章生成AIで、11月に一般公開されて以降、急速にユーザー数を集めています。
こちらのAIは、文章の要約、翻訳、アイディア出し、情報の整理などを行うことができます。また、Excelのデータをコピペすることでデータの整理をさせたり、プログラムのコードを書かせることなどもできます。
その便利さ故に、ロイター社によると史上最速のペースで月間1億ユーザー数を記録しており、世界中で多くの人が注目しています。また、以降紹介するAIサービスのいくつかも、裏ではこのChatGPTが動いており、昨今のAIブームを牽引している存在だということもできるでしょう。
ChatGPTのご利用はこちらから!
ChatGPT×営業を深掘りした記事はこちらから!
2. Notion AI
価格 : 月額10ドル (Notionは無料サービス 試用期間あり)
Notionは、メモやタスク管理、Wiki、データベースなどの機能を持つ万能型のメモアプリです。アメリカのサンフランシスコに本拠地を置くNotion Labsと呼ばれる企業が開発しています。
Notion AIは、このNotionのアプリの中で使用することができる、有料サービスの一部です。
主に、文章の要約、翻訳、アイディア出し、情報の整理などを行うことができます。
すでにパワフルだったNotionアプリが、Notion AIの登場によってさらにパワフルになります。継続的に使用するためには毎月10ドル(2023年3月15日現在 約1340円)のサービス利用料を支払う必要がありますが、これがあれば多くの作業がより効率化されることでしょう。
Notion AIのご利用はこちらから!
3. Zoom IQ
価格 : 1ユーザーあたり月額79ドル
こちらは、オンラインミーティングツールであるZoomを提供するZoomビデオコミュニケーションズ社が提供する会話インテリジェンスです。
会話分析AIとは、会話を記録し、それを分析することで有用な情報を抽出することができるソフトウェアのことです。
会話分析AIに関しては、こちらにてより詳細にご紹介しています!
Zoom IQは、Zoomミーティング中に利用することができる会話インテリジェンスであり、会話の文字起こしや、内容の要約、誰がどのくらいの時間話していたのか、参加者はどのような感情にあるのかなどの分析を行うことができます。
Zoom IQについてはこちらから!
4. ailead
価格 : 不明
株式会社バベルが提供する、商談解析クラウドサービスです。
最先端AIが、Zoom, Google Meet, Microsoft Meetなどでのミーティングの文字起こしを行ったり、誰がどのくらい話しているのかといった内容の分析を行います。
また、それらの分析データをもとに、SalesforceのSFAツールを更新したり、Google CalendarやOutlookなどに新しい予定を追加するといった機能も盛り込まれています。
商談を振り返る機能も搭載しており、自分のミスや失敗を振り返り、今後の成長に生かすこともできるでしょう。
aileadについてはこちらから!
5. AI議事録取れるくん
価格 : 月額980円(個人利用の場合)
株式会社Aldea Labが提供するAI文字起こしツールです。
ZoomやMicrosoft Teamsと連携し、ミーティングの文字起こしを行います。
また、AIによる自動要約や翻訳、メールでの共有など、非常に多機能なAI文字起こしツールと言えます。自動翻訳機能が搭載されていることから、多言語でのミーティングを行う際などには非常に有用なツールとなりえるでしょう。個人利用であれば価格がお手頃なのも評価できるポイントです。
AI議事録取れるくんのご利用はこちらから!
6. Beautiful.AI
価格 : 無料(有料プランあり)
Beautiful Slides, Incが提供するプレゼン資料作成サービスです。
Beautiful.aiは、PowerpointやGoogle Slideのようなスライド作成サービスの一種ですが、一つ異なっているのは、AIが搭載されていて、配色やレイアウト、フォントなどを自動で調整してくれるという点です。
おかげでスライドにテキストとグラフを入れるだけでAIがスタイリッシュかつ伝わりやすいデザインへと作り直してくれます。国際的な大企業であるIBMやTesla、Googleなどでも利用されており、信頼性は非常に高いとみられます。
7. ELYZA Pencil
価格 : 不明
東大の松井研究所発のDeep learningプロフェッショナル集団である株式会社ELYZAが提供する文章執筆AIサービスです。
日本語に特化したAIモデルを使用しており、非常に精度の高い日本語の文章を6秒という短時間で生成することができます。
メール文など、人が書こうとすると時間がかかるものを、ものの数秒で生成することができ、業務の効率化につながります。
リンク先にはデモ版がありますので、興味を持たれた方は是非お試しください。
AIを利用するにあたって注意しなければならないこと
1. 情報が正確とは限らない
AIはもっともらしいことを言うかもしれませんが、それが100%正しいとは言い切れません。
ChatGPTやNotion AI, ELYZA Pencilなどの文章生成AIに関して言えば、彼らが持っている情報は少し古かったり、そもそも事実ではないことをさも事実かのように語ることがあります。それらの文章生成AIを利用する際は、AIが語る情報が本当に正しいのかを確認するようにしましょう。
2. AIはあくまでプログラムであって、専門家ではない
Zoom IQ などのAI分析サービスやChatGPTなどの文章生成AIは、カウンセラーのような役割を果たすこともできます。彼らはさまざまなデータを元に分析を行っていますが、彼らは人間ほど柔軟ではありません。
人間の専門家はさまざまな観点から情報を集め、不足があれば追加で調査を行うことができますが、AIは与えられた限定的な情報から分析をしようとします。
そうなると表面的な情報からの分析になってしまうことがあり、不完全な分析となってしまいます。これはフレーム問題と呼ばれているものであり、AIの限界でもあります。
過度にAIを信じるのは危険です。
まとめ
今回は7つのAIサービスを紹介させていただきました。
ChatGPTを筆頭に、多くのAIサービスが台頭し始めていますが、それらをうまく使いこなすことこそ今後の私たちにとって非常に重要になってくるでしょう。
今回の記事の中で少しでも興味が沸いたものがあれば是非試してもらえればと思います。
今回の記事があなたの業務の効率化の一助になれたのであれば幸いです。
他にもChatGPT と営業についての記事をいくつか書いているので、ぜひチェックしてみてください!