DORIRUブログへようこそ!
DORIRUブログは、DORIRU株式会社が運営する営業系ブログです。海外で注目を集めている営業/マーケティングトレンドから、新人向けの営業テクニックまで、営業に関わる幅広いテーマについて語っています。
今回は、DORIRU株式会社でインターンをさせていただいている、私 A.O.が近頃話題になっているChatGPTについてご説明させていただきます。
ChatGPTは、非常に自然な文章を生成し、検索や提案、翻訳、文章要約などを行うことができます。今回は、そんなChatGPTを営業の分野でどう活用するか、ということに焦点を当てた記事になっております。
それでは行きましょう!
ChatGPTってなに?
ChatGPTは、起業家イーロン・マスクが共同創業者であるOpenAIが開発した対話型の文章生成AIです。
名前に「チャット」とあるように、LINEで友人とチャットするようにAIと対話することができます。
対話型AIの一例として、iPhoneやAndroidに搭載されているSiriやAlexaなどがありますが、それよりもより自然な文章を生成することができたり、より幅広いタスクを行うことができるという特徴があります。(今回はその「幅広いタスク」をご紹介します。)
今までの文章生成AIとは違い、返答が非常に創造性と説得力に富んでいるため、日本だけでなく海外でも大きな注目を集めています。
ロイター社の記事によると、スイスに本拠地を置く、世界的に著名な金融機関であるUBSの発表では、ChatGPTはリリースからわずか2ヶ月で1億アクティブユーザー数を記録しており、グローバルサービスとしては歴代最速クラスにユーザー数を伸ばしています。比較として、かの有名なTikTokは1億アクティブユーザー数に達するために9ヶ月、Instagramは2年半かかったそうです。
これを聞くと、かなり驚異的な数字であることがご理解いただけるのではないでしょうか。
ChatGPTを利用登録する
そのChatGPTを利用するためには、OpenAIのホームページからOpenAIアカウントを作成する必要があります。以下のリンクの左の方にある、「Try ChatGPT」をクリックすることで登録ページに飛ぶことができます。
営業での活用例
アポイントメールを書いてもらう
まずは、弊社のDORIRU Cloudがどういったサービスか説明した上で、DORIRU Cloudのアポイントメールを作成してもらいました。
人が書こうとすれば10分か15分くらいはかかりそうですが、ChatGPTは10秒前後でこのテンプレートを作成してくれました。これなら誤字脱字も事前に防止できますし、時間短縮に大きく貢献しそうですね。
新人営業マンの教材作り
ChatGPTに営業マンが犯しがちなミスを復習できるクイズを作ってもらいました。
非常に合理的な解説が添えられており、素人目線ではありますが、納得のいく内容です。一度ChatGPTからの回答が途切れてしまいましたが、これはChatGPTの現状の技術的限界に原因があるようです。
今回は「続けてください」ということで会話を続けてもらいました。
筆者はここでChatGPTの回答の品質の高さに驚きました。確かに新人営業マンが勘違いしていそうな事柄を抑えつつ、それぞれの質問について丁寧に解説しています。
こういったレベルのクイズと解説であれば、実際の新人研修でも使えそうな水準に達している気がします。今回はクイズという形式をとってもらいましたが、研修で話すためのプロンプトを作って、などと指示すれば他の資料作りもサクサク進みそうです。
商談の練習
次は、ChatGPTに商談の練習相手になってもらうことをお願いしてみました。
筆者はDORIRU株式会社の営業マンAとして、弊社のDORIRU Cloudと呼ばれる製品を売り込みます。
そして、ChatGPTが商談相手のBさんとして、話を聞いてもらっています。
弊社の営業支援/代行サービス、DORIRU Cloudについてはこちらから!
ぐぬぬ。快諾とまでは行きませんでしたね。
さすが世界が注目するAIなだけあって、筆者の付け焼き刃営業スキルでは信用するに足らないと判断されたようです。しかし、ChatGPTのさまざまな切り返しが非常に興味深かったです。
新人営業マンからすれば、ChatGPTは良い練習相手になってくれそうな予感がします。
人の練習相手を確保しておくことは難しいですが、ChatGPTならいつでも、どこでもあなたの練習相手になってくれます。そういった意味でも、練習相手としてのChatGPTには期待大ですね。
練習の振り返り
次に、今回の練習の振り返りを行ってもらいました。
なるほど。大変わかりやすい解説です。
確かに、私自身DORIRU Cloudへの理解が不足していたような気がします。
次の練習に付き合ってもらうときは、もう少し弊社のサービスについて勉強して、顧客にDORIRU Cloudのメリットを打ち出していく必要がありそうです。
また、確かに私があまり相手のニーズや課題を聞き取れていなかったかもしれません。もう少しヒアリングを意識して行かなければなりませんね。ChatGPTさんのおっしゃる通りです。
もっと一般的な指摘が返ってくるのかと思いきや、かなり的確な回答が返ってきて筆者自身驚いていると同時に、途中から楽しくなってしまいました。
しかし、筆者が想定していた以上にChatGPTは営業の練習や、上達に役立つような気がします。
ただし、ChatGPTはあくまで文章生成AIであり、営業の専門家ではないことに留意すべきでしょう。ChatGPTのアドバイスは参考程度にとどめておき、フィードバックは上司や同僚などから得ることをお勧めします。
まとめ
今回は、ChatGPTを紹介すると同時に、ChatGPTでできることや実際にChatGPTとのやり取りを共有させていただきました。
今回ご覧になっていただいたとおり、ChatGPTは質問の内容や、言い回しによっては営業マンの非常に強力な味方になってくれます。特に、新人営業マンにとって商談の練習相手になってくれるChatGPTは非常に有用性が高いと言えるでしょう。
ChatGPTについての記事は他にもいくつかあるので是非読んでみてください!
ぜひこの機会に皆さんもChatGPTをお試しあれ!