営業ノウハウ

「営業で稼ぐ方法|稼げる営業マン(男性女性)になり年収アップを目指す」

「営業は稼ぐことができる職種のようだけれど、どうして稼げるのだろう?どのように始めればいいのだろう?」と悩んでいるビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。

営業は、結果を出せば稼げる分、ハードな側面がある職種です。

今回の記事では、営業で稼ぐことができる理由や高収入を得るためのポイントについて詳しく解説をしています。

営業という職種に興味がある方、また営業で稼ぎたいと考えている方は、是非最後までご覧ください。

営業の平均年収

営業 法人

営業の平均年収は、おおよそ480万〜560万円といわれており、月収にすると約30万から32万円と、他の職種と大きな差はありません。

しかし、歩合制が設けられている場合は、営業成績によって高額な給与になることも珍しくありません。

扱っている商材や業界、歩合の計算方法によって差はありますが、自分の頑張り次第で大きく稼ぐことができるのが営業職なのです。

※参照記事:営業の給料はどれくらい?職種別・世代別で平均年収を公開

      正社員の平均給料はどれくらい?派遣やフリーターとの差は?

営業が稼げる理由

ガッツポーズして頼りになる営業マン

営業職は、数字ではっきりと成果が出るため評価がしやすく、個人の貢献度に応じた利益を分配しやすいため稼ぎやすい職種です。

そのため、結果を出せば出すほど、給与に反映されやすくなります。

また、取り扱い商材の金額が大きい業界は、営業職にとって稼ぎやすいフィールドといえます。

1件獲得するだけでも粗利の金額は大きくなるため、営業へのリターンも高くなります。

ただし、契約を獲得するには数ヶ月かかることも少なくありません。営業職に就いて間もない頃は、結果が出ない時期もあるということを肝に銘じる必要があるでしょう。

営業で稼ぐためのポイント

営業職で稼ぎたいと考えるなら、営業成績を残すこと以外にも備えなければならないことがあります。

営業活動を確実に結果に繋げて、給与に大きく反映させてこそ“稼げる営業”といえるのです。

そのために、押さえるべき4つのポイントを見ていきましょう。

  •  高収入を作る仕組みを知ること
  •  稼げる業界に転職すること
  •  実際に稼いでいるトップ営業マンからその行動特性を学び、盗むこと
  •  営業職を長く続けるためのマネージメントスキルを身につけること

この章で、それぞれ詳しく解説をしていきます。

高収入を作る仕組みを知ること

高収入を得ている営業職の多くは、「歩合」または「成果給」が高く設定されています。

固定給を低くすることで、歩合や成果のリターン幅を大きくしているためです。

つまり、結果を出せばそれだけ給与に反映されるというわけです。

固定給が低くても営業成績で結果を出せば稼ぐことができる営業になれるといえるでしょう。

ただし、そうしたハイリターンの裏には、激しい競争や厳しいノルマ、業績が振るわない時の雇い止めなどリスクが伴うことも忘れてはなりません。

稼げる業界に転職すること

「営業が稼げる理由」の章でもご紹介したように、取り扱い商材が高額であればあるほど、営業へのリターンも大きくなるため稼ぐことができるようになります。

その代表的な商材は、「不動産」「保険」「医療」「業務用のシステム」です。

「業務用システム」「医療」「不動産」は、1件、数千万単位になる商材が多く、中には数億単位の商材もあります。

「保険」の場合、1件当たりの取引金額は高くないものの、加入した保険料の〇%という報酬体系になると稼ぐことができるようになります。

例えば、顧客の保険契約が2年3年と継続すれば、それだけ報酬に繋がる商品もあるため、契約件数が増えれば増えるほど給与に反映されるのです。

このように取り扱い金額が大きい商材や、継続して支払う必要がある商品を扱う業界は、稼ぎやすいといえるでしょう。

実際に稼いでいるトップ営業マンからその行動特性を学び、盗むこと

営業職には、コミュニケーション能力が必要といわれますが、必ずしも必須条件ではありません。

「コミュニケーション能力が低いから営業に向いていない」と考える人もいますが、コミュニケーション能力は後からでも身につけることができるスキルなのです。

では、営業職にはどのようなスキルやマインドが必要なのでしょうか。

“できる営業”として活躍している人の行動特性5つをご紹介します。

  • 準備9割、本番1割
  • 契約行為は対等であるという意識
  • 周囲から助けられている
  • 論理的思考で最短ルートを探す
  • 目標必達意志

もう少し、詳しく解説をしていきます。

まずは「準備9割、本番1割」です。

商談は、準備で決まります。稼げる営業は、商談を想定して念入りに準備をしています。

常に相手のニーズを分析し、期待値を上回るための準備に心を砕くことが契約獲得に繋がるのです。

次に「契約行為は対等であるという意識」です。

取引先に対して誠心誠意、丁寧な対応を心がけるのは当然のことですが、必要以上にへりくだることはしません。

あくまでも対等な立場で交渉、契約を獲得し、取引先と信頼関係を構築してこそ、稼げる営業職といえます。

次は「周囲から助けられている」です。

営業職は、企業の顔として顧客対応を行いますが、一人で成果をあげることは不可能です。

会社という看板があることはもちろん、バックヤードの人々からの支えがあってこそ、目標とする成果が上げられるのです。

営業職として稼いでいる人の多くは、常に周囲の人に目を配っているといえるでしょう。

4つ目は「論理的思考で最短ルートを探す」です。

稼ぐ営業は、プロセスを綿密に分析することが、成果の大小に大きく影響することを認識しています。

そのため、競合プレイヤーの動向をはじめ、商談の決裁権者について常に見極めをしています。

そうして集めた情報を分析し、最も生産性の高い道をみつけるのです。

最後は「目標必達意志」です。

営業は、常に上手くいくわけではありません。

必ず、失敗する場面が出てきます。

ただし、稼ぐ営業は一度や二度の失敗では決して諦めません。

常に振り返り、失敗した原因を分析して、次の機会へ活かしています

半期やクオーターといった短い期間の中で結果を出すために、常に目標必達に向けて業務に取り組んでいるのです。

営業職を長く続けるためのマネージメントスキルを身につけること

営業職としてキャリアを築いていくと、年次や役職が上がるにつれ、次第にチームとしての成果を求められるようになります。

組織として結果を出すためには、数字をもとに現場で何が起こっているのかを把握できる分析能力が必要です。

またトラブルが発生した場合には、早急に問題を特定し対応するため、部下との信頼関係を構築しておくことも必須スキルといえるでしょう。

つまり、プレイヤーとしての能力だけではなく、マネージメント能力を身に付けることで、長期的に稼ぐことができる営業として活躍ができるのです。

営業が稼げる業界

前述の「営業として稼げるポイント」でご紹介したように、稼げる業界に転職することは稼げる営業になるための有効な方法の一つです。

この章では、営業として稼げる業界についてご紹介します。

ただし、転職をしたとしてもすぐに結果が出るわけではありません。いずれにしても激しい競争を勝ち抜く必要があるということを念頭に置かなくてはなりません。

不動産業界

不動産業界は、物件売買の営業の場合、扱う商材が高額のため契約獲得に至るとインセンティブのリターンが大きいことが知られています。

投資家のサポート営業も高収入を狙えるでしょう。

老舗の住宅メーカーの場合、歩合や給与などある程度の条件が整った環境の下で就業することができます。一方で、新興住宅メーカーの場合、完全実力主義を採用しているところも多く、結果を出すことができれば大きな収入を得ることもできるでしょう。

金融業界

金融業界は、主に「銀行」「証券」に分かれます(保険については、後述で紹介します)。

「個人営業」「法人営業」があり、主な業務は、個人の顧客に対して金融商品の提案を行ったり、企業には融資や投資の提案を行なったりします。

法人営業は、より専門的で経営に関与するコンサルも行うため、年収が上がる傾向にあります。

保険業界

保険営業は、個人や法人に対して「生命保険」「自動車保険」等の保険加入を提案するのが主な業務です。

基本給は低めですが、契約を取るごとにインセンティブが付くため、顧客が保険を解約するまでは、歩合給として給与に反映されるケースが多くあります。

そのため、契約をした後も、顧客へのアフターフォローが必要です。

保険営業が長期に渡るため、年収が着実に上がっていく人も少なくありません。

特に外資系はインセンティブが高額のため、結果を出すと年収1000万を超えることも珍しくないのです。

情報・通信業界

情報・通信業界の営業の主な業務は「コンサルティング営業」「代理店営業」「情報システム開発の提案営業」です。

専門技術の知識が必要で、顧客のニーズを把握して、問題解決のためどのようなシステムが必要なのかを提案する必要があります。

また、顧客とシステムエンジニアとの間に入り、システムの納期や仕様の調整を行うことも営業の仕事です。

医療機器メーカー・医薬品業界

営業職の中でも、「医療系」は特に給料が高いことで知られています。

医薬情報担当者であるMRや、医薬品メーカーの営業職の平均年収はおおむね高額といえるでしょう。

先述したように、医療機器は数千万単位の高価なものが多く、販売後も定期的なメンテナンスが必要なため、売ることができると一定の割合で収入が保証されるからです。

医薬品業界の営業であるMRも、医薬品などの利益率が大きいためインセンティブで稼ぎやすい職種といえます。

ただし、医療業界は常に新しい知識・技術を学び、吸収していくことを求められることを知っておく必要があるでしょう。

外資系企業

外資系企業の営業は、日本国内における「新規顧客獲得」「販売戦略や提案」が主な業務です。

「成果主義」「仕事さえ出来れば自由度が高い」のが特徴で、過程よりも結果を重視します。

つまり、結果を出せば時間の使い方や仕事の進め方は個人の裁量で進めることができることがメリットといえるでしょう。

また、本社の国や方針によってはその国の給与体系が適用されるため、結果として給与が高くなることもあります。

ただし、結果を出すことができなければ、早い段階で解雇に繋がってしまうことも少なくありません。

まとめ

ここまで営業で稼ぐ方法について、詳しく解説をしてきました。

主なポイントとして

  •  高収入を作る仕組みを知ること
  •  稼げる業界に転職すること
  •  実際に稼いでいるトップ営業マンからその行動特性を学び、盗むこと
  •  営業職を長く続けるためのマネージメントスキルを身につけること

以上の4つについてご紹介をしました。

稼ぐ営業になるためには、当然のことながら、相応の努力や勉強をしなくてはなりません。また、失敗から貪欲に学び次のチャンスに繋げる強い精神力も必要です。

また、営業は成果主義を基本とする職種のため、入社または転職する企業が適切な評価制度を設けているかどうかもその後の収入に大きな影響を及ぼします。正しく評価を得られなければ、どれだけ努力をしても目標とする収入を得ることはできません。勤める会社を選ぶ際は、慎重にリサーチを行うようにしましょう。

この記事を参考に、営業職で稼ぐために、自分の目標に合ったキャリアプランを立ててみることをおすすめします。

H.M